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2021年1月3日(日)降誕節第2主日礼拝
- nishiyodogawachurch
- 2020年12月28日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年1月3日
聖書: マタイによる福音書2章13〜23節(新約p.2)
説教:「起きて」
讃美歌:120番いざうたえ友よ、118番くしき星よ
(Facebookにてライブ配信)
【マタイによる福音書2章13~23節】 「起きて」 マタイのイエス誕生には「起きる」という言葉が何度も出てきます。 聖霊によって身ごもったマリアの婚約者ヨセフは、混乱と絶望のうち 眠りにつき、そこから起こされました。夢に天使が現れ神様からのメ ッセージを伝えたのです。起こされたヨセフは、その言葉に従ってマ リアと結婚しイエスの父となりました。 イエスを拝みに遠く外国からやって来た学者たちも、夢に現れた天 使のお告げに従いました。学者たちはユダヤを治めていた残虐な王ヘ ロデの元には戻らず、別の道を行きました。 ヨセフは再び天使に起こされます。「起きて、子どもと母親を連れて エジプトに逃げなさい。私が告げるまでそこにとどまっていなさい。 ヘロデが、この子を探し出して殺そうとしている」。今度は死の危険か ら命へと逃れるため起こされました。ヘロデ王は自分の地位を脅かす 救い主を恐れ、二歳以下の男の子を殺させました。ヘロデの死後、ヨ セフはまた天使に起こされます。エジプトからイスラエルに帰るため でした。ユダヤ、サマリアはヘロデの子らが恐怖政治を行っていたた め、ヨセフはガリラヤまで北上し、幼子イエスとマリアと共にナザレ の町に住みました。 「起きる」は聖書で「復活する」と訳される言葉です。起きるのは いつも主の力と愛によるものです。福音書を記したマタイがイエス誕 生に散りばめた聖書の数々の預言(ホセア 11:1, 出エジプト 4:22, エ レミヤ 31:15 等)の成就のうち悲しい理不尽な世界を描くものは、イ スラエルがエジプトで奴隷状態にあったことやバビロン捕囚という苦 難を思い起こさせます。しかしそこから何度も主に起こされ、神様の 愛に生かされたことを経験し、神様の計画の成就に希望を置く人々は 主の「起きて」という呼びかけに再び起こされるのです。理不尽で困 難を極める時を、神様は治めてこられ、決して見捨てることなく今も 治めておられます。それは造られたものの地上での死を超えていく「起 きて」という呼びかけと変わることない神様の愛と救いの贈り物です。 先に召された方々と主が再び来られる時、共に起こされ主を礼拝でき ますように。新しい一年、主のみ声に従い、来る朝ごとにすべてを主 に委ねられますように。 (森美由紀)
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