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2020年11月22日(日)降誕前節第5主日 収穫感謝日

聖書:使徒言行録20章17〜32節  説教:「恵みを嗣ぐもの」 讃美歌:422番、73番、285番


【説教要旨 11月22日使徒言行録20章17-32節】

「恵みを嗣ぐもの」


  今年、大阪西淀川教会創立90周年記念誌を頂戴いたしました。西淀川区野里の地1927(昭和2)年の初め福音が伝えられ、当時メソジスト福島教会(後の日本基督教団福島教会)の小林保牧師の指導のもとに大阪市内各地に信徒伝道が展開。そこで蒔かれた命の聖言(種)が芽を出し実が結ばれていったことを教えられました。そこには多くの信徒の方、派遣神学生、牧師先生方の熱い祈りと「悔い改めて福音を信ぜよ」との伝道がなされていった事を思います。主の御思いを受け取った者が次の世代に渡していくことが私たちイエスキリストによって救われた者の使命であることを覚えます。

 今朝の聖書箇所は伝道者パウロが開拓されたエフェソの地で救われ中心メンバーである長老たちに向けた説教です。それも25節にあるようにパウロにとってエフェソの人たちにもう2度と会うことのないという惜別の説教でありました。エフェソでパウロは涙ながらに熱い思いをもってどんな迫害にも屈せず何時でも何処でもどんな人にも証しをした地でした。西淀川教会の地も同じように熱い証しが語られていたことを思います。「悔い改めとイエスに対する信仰」です。

 次にパウロは長老たちに28節あなたがたをこの群れの監督者に任命したのは聖霊であり、イエスの血によって御自分のものとなった神の教会の世話をさせるために召したのだと言われます。そのために、あなたがた自身と群全体とに気を配るようにと語られるのです。

どちらか片方だけではなく両方であり両輪なのです。そのためにも常に神の宮である自分自身と教会を覚えて聖言と祈りによって聖霊に耳を傾けなければなりません「汝ら静まりて我の神たるを知れ」詩編46:10(文語訳)

 最後にパウロは32節「そして今、神とその恵みの言葉とにあなたがたをゆだねます。この言葉はあなたがたを造り上げ、聖なる者とされたすべての人々と共に恵みを受け継がせることができるのです。」と語られます。惜別の説教をしたパウロは、全てを神とその恵みの言葉にゆだねると言いました。いつまでも神とその人の間に仲介者が立つのではなく、その人自身が神の言葉によって造り上げられ聖なる者となり、この恵みを受け継ぐ者、また伝えていく者となることを語っています。私たちも先達方から受け取った恵みを感謝し実を結ぶものとならせて頂きましょう。                                  (高橋 容子)



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